チュムリアップ・スオ。こんにちは!
カンボジアの知られざる特産品、コショウについてお話します。
カンボジアは日本ではあまり知られてないかもしれませんがコショウの生産地なのです。近年の調査では、世界で14番目の生産量があります。
え?大したことないじゃないかって?実際そうと言えるかもしれません。ですが、カンボジアは昔、コショウの生産で有名な場所だったのです。それこそ味では世界一と呼ばれ、20世紀初頭は年間8000トンもの生産量がありました。
しかし、内戦が起きるとコショウの生産は止まってしまい、農地も生産者も甚大な被害を受けてしまいました。最近になってようやく80トン程までに回復しています。
しかしながら、味と品質では過去に引けはとらないでしょう。カンボジアで作られたコショウにもいろいろな種類がありますがその中で最も有名なのがカンポット産のコショウです。
カンポットはカンボジア南方の地域で、コショウ栽培に大変適した環境が整っています。この地で作られたコショウは「カンポットペッパー」と呼ばれ、昔からの評判でした。
現在はそのブランドを守るためにカンポットペッパー協会が立ち上げられ、その生産方法や品質に厳しいチェックが行われています。
もちろんカンポットペッパーは日本でも販売されております。シーフードや野菜と一緒に炒め物。ご定番、ステーキにパラッと一つまみ。朝食のチーズトーストの上に。いかがでしょうか。
<参考サイト> La Plantation Japan