チュムリアップ・スオ。こんにちは!
パクチーはお好きですか?あの独特な味わいがお好きな方も多いでしょうが、まったく受け付けないという方もいらっしゃると思います。
パクチーは今ではすっかり有名になりました。ですが、ブームが起きる前は、エスニック料理屋に行かなければ、その名前を知らなかったという人も多いのではないでしょうか。
パクチーは賛否がありながらも、異国の味として、少しずつは認知されていったと思います。しかし、それをブームにまで押し上げたのは「パクチーハウス東京」という日本初のパクチー専門店だと言われています。(「パクチーハウス東京」は残念ながら、経営者の意向で2018年に閉店しています。)
2016年には「今年の一皿」(ぐるなび総研)にも選定され、今では、「パクチスト」という人も現れるようにもなり、パクチーはすっかり日本に定着しました。
カンボジア料理にもパクチーは使われており、カンボジアの人々に親しまれています。そしてやはり好きな人と嫌いな人で意見が分かれています。
ところで、この「パクチー」という呼び方ですが、実はこれはタイでの呼び方なのです。ヨーロッパでは「コリアンダー」。中国では「シャンツァイ」と呼ばれています。インドでは「ダニヤー」と呼ばれ、カレーにも含まれています。
メキシコでは「シラントロ」、ポルトガルでは「コエントロ」と呼ばれ、それぞれの国でパクチーを使った料理があります。
このようにパクチーは世界各国で広く知られています。しかしなぜこんなにも広まったのでしょうか?
パクチーの歴史は大変古く、古代のエジプト、ギリシャ、ローマなどの文献にも確認されています。そこからアジアやアメリカ大陸など、世界各地に広まっていったようです。
成分としてβ-カロテン、ビタミンB1、B2、C、E、などが含まれており、単純に食べるだけではなく、生薬としても用いられていたようです。またパクチーの種もコリアンダーシードという名前で香辛料として使われています。
パクチーは昔から、好かれも嫌われもしながらも、バッチリと世界を股に掛けてきた食べ物なのです。
あらためてパクチーに興味を持っていただけたでしょうか。
もしよろしければ、当店のパパイヤサラダをぜひともご賞味くだいませ。パクチーがふんだんに使われております。
またその他の料理にもパクチーを使用しているものがございます。苦手な方や、ちょっとでいいという方はシェフにご遠慮なくお声掛けください。