「チュナンダイ」のチュナンは「鍋」、ダイは「土」、もうおわかりですね「土鍋」です。
カンボジアは暖かい国です。そんな中で鍋と思われるかもしれません。でもカンボジアの人びとにも鍋料理は大人気。もちろんチュナンダイもみんな大好きです。
シェリムアップやプノンペンにはチュナンダイ専門のレストランもあるようです。さらに昨今では鍋もの全般をチュナンダイと呼んだりするようです。カンボジアの人も日本人と同じようにみんなで集まって鍋をつつくのが好きなんですね。
さて、肝心の作り方ですが、現地に密着した旅行情報誌のバイブル「地球の歩き方 アンコール・ワットとカンボジア」では、カンボジア鍋「チュナン・ダイ」指南として以下のような紹介があります。
調理方法
スープを張った鍋と各材料が運ばれてきたらいよいよ鍋の醍醐味ともいえる調理の開始だ。まずは強火で湯葉、キノコ、春雨などを入れ、次に野菜類を入れる。ひと煮立ちしたら肉類を入れるわけだが、生卵にからめて入れるのがカンボジア流。蓋をして待つ間にたれを作っておこう。とはいえ、初めてのカンボジア鍋で何種類もの調味料が並ぶ中から好みの味を作り出すのは難しい。たれの調合は店員におまかせするのが無難だろう。
（地球の歩き方 D22 アンコール・ワットとカンボジア 2020～2021年版 ダイヤモンド社 143頁）
ほとんど日本のお鍋と作り方は変わりません。あえて違いを求めるならば、カンボジア人好みのスープ出汁、お肉に生卵を絡める点、そして特製たれの存在、これらがチュナンダイの特色と言ってもいいでしょう。
当店では、オリジナルの牛肉ベースのスープを使用し、具材は牛肉、エビ、中華湯葉、カンボジア太麺、野菜などなど。
コクのある豆腐ソースと、ピリッと辛いトマトチリソースでご提供いたします。
