カンボジア料理 神楽坂 バイヨン

カンボジアの知られざる名所をご紹介!

アンコール・ワットとプノンペン。海外の人がカンボジアで知ってる場所と言えばこの2つでしょう。確かに両方ともカンボジア最高の名所と言っていいでしょう。しかし、それだけでは何とも惜しいものです。カンボジアにはまだまだ見どころがいっぱいあります。今回はそれをご紹介いたします。

—バッタンバン— 古今変わらぬ米どころ

 この街には巨大な「ター・ドンボン・クロニューン」像というシンボルがあります。伝説によれば「ター・ドンボン・クロニューン」は昔のカンボジアの将軍で、彼が持っていた棒にはお米をおいしくする力があったそうです。

 しかし、彼は戦の最中にその棒を失ってしまったそうです。この話から、この都市は「バッタンバン」と名付けられました。「棒を失くす」という意味があります。

 不思議な棒は失われましたが、ここでは今でもおいしいお米が収穫されています。2007年から2008年には567,000tものお米が収穫されました。量だけならカンボジアで3番目の生産量で、カンボジアの屈指の米どころとなっています。

 ちなみにカンボジア全体のお米の生産量は世界10位で、8,780,000tとなっています。日本が世界11位で8,402,000tとなっています。カンボジアの国土は日本の約半分。人口は日本の8分の1しかありません、けれどもこれだけお米作りに力を入れています。

—トンレサップ湖― カンボジアの胃袋を満たす湖

 東南アジア全体を貫き、世界7番目長さを誇る川、それがメコン川です。そしてそのメコン川とつながる、東南アジア最大級の湖がトンレサップ湖です。

この湖は乾期と雨期で大きさが変わります。乾期であれば琵琶湖の約4倍、雨期であれば、琵琶湖の約23倍、岩手県以上の大きさに変貌することがあります。

乾期トンレサップ湖 約2500㎢琵琶湖 約670 ㎢
雨期トンレサップ湖 約16,000㎢岩手県 約15,280 ㎢

 ここには2万戸以上の水上家屋があり、100万人以上が生活していると言われ、世界最大級の水上村が築かれています。

また、500~600種類以上の淡水魚が生息すると言われ、現在もどんな魚がいるのかは研究中だそうです。

 カンボジア人の摂取する動物性たんぱく質の約60%以上が魚介類、ことに淡水魚であると言われています。そして、それらを賄(まかな)うのが、トンレサップ湖とそれにつながるメコン川なのです。

—シハヌークビル— カンボジアのビーチリゾート

 シハヌークという名前でピンときた方もいるでしょう。この場所の名前は、カンボジアの前国王のシハヌーク殿下にちなんで名付けられました。

 「ビル」とありますが「ビルディング」や「高層ビル」の「building」ではありません。これは「ville」とつづり、フランス語で町や市を意味します。

 ここはカンボジアのビーチリゾートとして名高く、今ではカジノも増えて開発が進んでいます。

 港町なので、シーフードも見所の一つです。またNGO「フレンズ・インターナショナル」がカンボジアの青少年を支援するためのレストラン「サンダン」もここにあります。当店のシェフ、レスマイがこのお店の姉妹店「ロムデン」の出身です。ロムデンの詳しい話はこちらでもしています。

—カンポット— 世界最高のコショウの産地

 ここはカンボジアのコショウの産地として有名で、ここで作られたコショウはカンポットペッパーと呼ばれ、「世界一おいしい」とまで称えられたことがあります。カンポットペッパーの詳しい話はこちらでもしています。

 そんなカンポットペッパーの生産を行う「ラ・プランテーション」という会社の農園がここにあります。見学ツアーもあるそうです。

 近くに山があり、そこはボーコー国立公園となっています。美しい風景やこの山に残されたフランス植民地時代の建物の廃墟が名物です。

 また、お隣のケップの地でもコショウ栽培がされています。ここの名物は美しいビーチとブルークラブ(青い色のカニ)を始めとするシーフードです。

 山や海に囲まれ、ちょうど良い気候と自然環境が豊かな素晴らしい土地。これらがおいしいコショウを育んでいます。

―ウドン— 忘れられない旧都

 1620年ごろから1866年まではここにも王都があり、王宮と寺院が数多く建てられました。少し離れた場所にウドンの丘があり、その上に今でも数々の遺跡があります。

 ここの名物は仏塔ですが、「18腕尺の仏陀のビハーラ」というものもあります。不思議な名前だと思いますので解説します。

 腕尺とは、キュビットとも呼ばれる古代の尺度で約50㎝前後のことを表します。そして仏陀はお釈迦様、そしてビハーラはサンスクリット語で寺院という意味です。

 つまり、「18腕尺の仏陀のビハーラ」とは18×50㎝=9mの仏像がある寺院、という意味なのです。日本の鎌倉の大仏(約12m)よりちょっと小さいですが見応えは抜群です。

 また、ウドンの丘そのものも見晴らしの良い景勝地となっており、プノンペンの町が一望できます。

 実はこのウドンの地は当店のシェフ、レスマイの故郷です。今でも家族がここで暮らしており、近くには畑があります。パパイヤやマンゴーなどを育てています。

 カンボジアのマンゴーは絶品です。しかし、なかなか輸出には結びつかず、日本にいる皆さんにはお届け出来ていません。カンボジアのマンゴーは4月が食べごろです。もしカンボジアに行く機会があればぜひご賞味ください。

カンボジアの名所

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